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月報司法書士

  • 掲載原稿の一部をホームページ上で公開しております。

フォトエッセー三角町法の館―三角区裁判所―

特集 外国人と法

外国人の人権の実効的保障に向けて/広島大学教授 門田 孝

在留資格制度の現状と課題/行政書士 中野 辰宏

インタビュー 外国人の住居問題

講座

憲法再入門Ⅱ―「現場」からの視点 第1回/早稲田大学教授 水島 朝穂

実践的要件事実論の基礎 第14回「賃貸借契約の要件事実」/司法研修所教官 加藤 新太郎

家族法研究ノート 第3回/立命館大学法学部助教授 本山 敦

連載

もっと知りたい法律扶助制度 Vol.6(最終回) /「簡裁代理権から司法ネットへ―司法書士への期待」 財団法人法律扶助協会総務部長 阿部 圭太

日司連から

読者アンケート

REPORT

essay

大出良和の深謀無遠慮・Ⅱ 第18回/九州大学大学院教授 大出 良和

ビバ!エストゥード 中央研修所から

リーガルサポートニュース

日司連綱紀事案の公表

司法書士名簿登録等の公告

資料

フォトエッセー 司法の風景を訪ねて 第32回

三角町法の館 ..三角区裁判所..

「法教育研究会・論点整理」に対する意見

三角町は熊本県の海の玄関港として、昔から有明海・不知火海の二つの海を通して海上交通で栄えた地である。ところが明治9年の「神風連の乱」などの騒乱により熊本は焦土と化した。この熊本復興の方策として築港建設が計画された。明治政府から派遣されたオランダ人水理工師のローウェン・ホルスト・ムルドルの現地調査を経て明治20年開港し、熊本県の繁栄発展の礎となり三角町は文化経済の中心として発達した。三角区裁判所は、明治23年三角西港の中町に裁判所として設立された。宇土郡・下益城郡・天草郡内の3町16村を管轄区とした。大正9年には現在地に新築移転され、平成4年際崎区に移転されるまで、支部・簡易裁判所として使われていた。裁判所は、木造平屋建て瓦葺で三角西港を臨む丘の上に設置されている。裁判所移転後の平成6年に「法の館」として整備され、旧法廷が復元されているほか、裁判制度を学習できるよう子供法廷が整備され、当時の資料などを展示している。

熊本県宇土郡三角町西港。JR三角線三角駅より車で7分。

(藤田 貴子)