成年年齢引下げ
奨学金を利用する
Aさんは、高校3年生の夏に18歳の誕生日を迎え、卒業後の進路として、大学進学を考えていましたが、家族に相談すると家計の状況が厳しく、大学進学のための費用が捻出できないと言われたので奨学金の申し込みをすることにしました。
そもそも奨学金とはどのようなものですか。
奨学金とは、入学金や授業料など、学校に通うために必要な費用を支給してもらえる制度です。
奨学金の種類には、給付型の奨学金と貸与型の奨学金があります。
給付型の奨学金は、返済が不要な奨学金のことです。
貸与型の奨学金は、返済が必要な奨学金のことで、有利子のものと無利子のものがあります。有利子の場合は、奨学金として借りたお金以外に利息を支払う必要があります。
奨学金の申し込みをする際にどのようなことに注意しないといけませんか。
貸与型の奨学金の場合、奨学金の借主は学生本人であり、返済期間が開始すると、本人が奨学金の貸与先に返済をしなければなりません。
将来的に返済を行わなければなりませんので、奨学金の額、返済方法については、十分検討をして、申し込みをしましょう。
また、保証制度を利用する必要があり、機関保証を利用するか、連帯保証人が必要になる場合があります。
どのようなところに奨学金の申し込みをすることができますか。
奨学金の申し込みをすることができるところについては、以下のようなところがあります。
詳しい内容については、奨学金の申し込み先にてご確認ください。
- 国の奨学金
独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)https://www.jasso.go.jp/shogakukin/ - 地方公共団体の奨学金(都道府県や市区町村)
- 学校独自の奨学金
- 民間団体の奨学金
奨学金を返済できない場合、どのようになりますか。
貸与型の奨学金の返済が滞ってしまった場合、本人、連帯保証人、保証人に対して、督促をされることになります。
また、返済が滞っている期間が長くなると信用情報機関に登録される可能性があります。
なお、それぞれの奨学金制度の中で、返済に関する救済の制度(支払回数、支払金額の変更など)が利用できる場合があります。
返済が滞ってしまった場合、奨学金制度利用の際の契約書や利用規約などをご確認ください。
延滞した場合
- 日本司法書士会連合会の取り組み