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【中止】成年後見制度施行20周年記念シンポジウム
「成年後見制度の未来」~任意後見制度の利用促進と民事信託~本イベントは,現在発生している新型コロナウィルス感染症の情勢に鑑みまして,中止とさせていただきます。
任意後見制度は,判断能力の低下した本人の権利を擁護する制度のなかでは最も本人の自己決定を具現化することができる制度として,法定後見制度とともに創設されました。
制度発足時は,法定後見制度と任意後見制度の関係は自己決定尊重の理念から,自ら契約で定めた本人の意思を尊重して,原則として任意後見制度を優先することとされ,家庭裁判所が本人の利益のために特に必要があると認めるときは,例外的に法定後見が開始されることとされています。
この意味で,成年後見制度の中心は,民法の法定後見制度から,任意後見契約法に基づく任意後見制度に移ったと理念的・法制的に考えることになると言われていましたが,その利用は低調なものになっています。
国連障害者権利委員会が2014年4月に採択した「一般的意見第1号」からは,日本の法定後見制度に対し同委員会から厳しい意見が寄せられることが予想されており,そのような意味からも,本人意思が最も尊重される任意後見制度の利用を促進することが重要です。
そこで,このシンポジウムでは,日本の任意後見制度の現状と課題を確認するとともに,利用件数の多い諸外国の任意後見類似制度と比較し,民事信託等の他の制度の検討をあわせて行います。その上で,「利用しやすい任意後見制度」とするための広報・相談機能の在るべき姿,「信頼ある任意後見制度」とするために地域連携ネットワークの構築など第三者の視点を入れることによる適正な任意後見契約の発効,さらに「自らの意思で選ぶ財産管理・身上保護」のために任意後見制度と民事信託がそれぞれに果たす役割についても提言することを目的としています。【開催概要】
日時 令和2年3月19日(木)午後0時30分から午後5時10分まで(予定)
会場 イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4階)
共催 日本司法書士会連合会,(公社)成年後見センター・リーガルサポート
プログラム(予定) 1.基調講演1
「任意後見制度と民事信託の連携~諸外国の任意後見制度と比較して~」
講師:新井 誠氏
(ミュンヘン大学法学博士,中央大学法学部教授,筑波大学名誉教授)2.基調講演2
「任意後見制度と民事信託の具体的活用」
講師:大貫 正男
(司法書士,(一社)日本成年後見法学会副理事長,
(公社)成年後見センター・リーガルサポート相談役)3.パネルディスカッション
「成年後見制度の未来~任意後見制度の利用促進と民事信託~」
≪パネリスト≫
小島 浩氏
(神田公証役場公証人,日本公証人連合会法規委員,任意後見小委員会委員長)
村田 幸子氏
(福祉ジャーナリスト)
伊庭 潔氏
(弁護士,日本弁護士連合会信託センターセンター長)
上山 浩司
(司法書士,(公社)成年後見センター・リーガルサポート東京支部副支部長)
≪アドバイザー≫
新井 誠氏
≪コーディネーター≫
川口 純一
(司法書士,(公社)成年後見センター・リーガルサポート副理事長,
厚生労働省成年後見制度利用促進専門家会議委員)4.提言まとめ
矢頭 範之
(司法書士,(公社)成年後見センター・リーガルサポート理事長)募集人数 500名
参加費 無料
【お申込み方法】
定員に達しましたので締め切りました。多数のお申し込みをいただき,誠にありがとうございました。
【お問合せ先】
(公社)成年後見センター・リーガルサポート事務局「20周年記念事業係」
TEL:03-3359-0541(受付時間:月から金 午前9時から午後5時まで)