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会長声明集
2020年(令和02年)07月03日
新型コロナウイルス感染症対策に関する会長声明~国民の生活を護るために・司法書士の使命を実践する~
日本司法書士会連合会
会長 今川 嘉典
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中,我が国では緊急事態宣言が解除されたとはいえ深刻な状況が続いており,一日も早い感染拡大の終息が望まれます。
まずは,新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々並びにそのご家族に対しまして深く哀悼の意を表するとともに,感染されて治療を続けている方々に心よりお見舞いを申しあげます。
そして,日々最前線で戦っている医療従事者,介護従事者,行政関係者,その他国民生活のための様々なインフラを支える仕事に従事されている方々に心より感謝と敬意を表します。
新型コロナウイルス感染症対策における自粛要請等から人や物の動きが停滞し,経済活動が制限されたことにより国民生活に大きな影響が出ています。事業の縮小により企業や事業者が厳しい経営状況に追い込まれ労働者は不安定な状況に置かれています。収入の途が閉ざされて困窮した生活を強いられている方々も多数存在します。
当連合会では,4月1日から「新型コロナウイルスに関する生活困りごと電話等相談会」を開催し,厳しい日常を強いられているみなさんからの相談を受け続けています。現在,全国どこでも気軽に相談を受けることができるよう全国各地の司法書士会と連携をして相談窓口を拡充させています。
私たち司法書士は,「国民の権利を擁護し,もって自由かつ公正な社会の形成に寄与する」というその使命を実践すべくこの感染症の影響により法的な悩みを抱える方々の相談窓口となり,また業務を通じて国民生活を護り,再建を支援していきます。
当連合会は,国民のみなさんが日常の生活を一日も早く取り戻すための一助となるよう,これからも全力で活動を続けていくことをここに宣明します。