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総会決議集
当番司法書士制度の創設を検討することを求める決議
【決議の趣旨】
日本司法書士会連合会は,当番司法書士制度(仮称)の創設を検討する。
以上のとおり決議する。
2005年(平成17年)06月24日
日本司法書士会連合会 第66回定時総会【決議の理由】
- 総合法律支援法が来年に施行され,日本司法支援センターが稼働を開始しようとしている。また、日司連においても「司法書士総合相談センター」の事業が全国展開される。
- 日本司法支援センターは現状では各県に拠点が一カ所、司法書士総合相談センターにおいては、初年度は司法書士会の事務所所在地と他の地域に一カ所以上のアクセスポイントが設置され3年後には300カ所のアクセスポイントを設置する計画とされている。
- 上記のようないわゆる司法ネットが実現したとはいえ、地理的な要因、少額の事件、勝訴の見込みがない事件など質的な要因により、ネットですくうことも困難と想定されるものも多い。
- 司法支援センター構想に対する協力はもちろんのこと、支援センター事業に参画するのみならず、支援センター構想で埋めることのできないと思われる部分への対応こそ、我々司法書士が司法アクセスに資する職能として行なわなければならないことである。
- 前述のとおり司法ネットですくうことが困難と想定される人に対しても,問題解決のための手続、その事件での問題点などを説明して、適切な対応ができるようアドバイスをし、必要があれば受託する当番司法書士制度(仮称)の創設の検討を求め本議案を提出する。